第3回ブリスベン補習授業校 運動会

運動会日和の良い天気に恵まれた8月15日にブリスベン補習授業校運動会が行われました。10時の入場行進から2時半の閉会式まで紅白の競い合いに児童生徒190名が今年の勝敗に一喜一憂しました。今年のプログラムは次の通りでした。

1, 準備体操

2, 応援タイム

3, 50 M競争

4, 100M競争

5, 幼稚部演技「妖怪体操第一」

6, 紅白対抗全員リレー

(終戦記念日の黙祷)

7, 綱引き

8, むかで競争リレー女子

9, むかで競争リレー男子

(昼食、ジェンカ)

10, 応援タイム

11, 玉入れ

12, 玉入れないで

13, 100人サッカー

14, 紅白対抗二人三脚

15, 女子紅白対抗選手リレー

16, 男子紅白対抗選手リレー

日本の学校の運動会は「集団行動の体得」「集団への帰属感を育む」「責任感と連帯感を涵養する」という教育目標の下に「学び」として行われます。私が着任した2012年度にはこのような教育の一環としての運動会がありませんでしたが、その後、JCB会員皆さまのご理解とご協力を得て、3年間欠かすことなく続けることができました。3年目となる今年の運動会での「あか!あか!」「しろ!しろ」と応援する児童生徒の精一杯の声援や頻繁に得点板の見にくる児童の姿は、まさに日本の学校の運動会の姿になっていました。今年の運動会では、児童生徒や保護者の懸命に走る姿に加え、今年の新企画である2種類の応援が花を添えました。一つは伝統的な「フレー、フレー応援」もう一つは「チアリーダー」です。「集団への帰属感」涵養のためにと行事担当の保護者が早くから進めて下さったおかげで、子供達の気持ちが日に日に高まっていきました。運動会教育目標の成就に大変有効だったと思います。また今年は、生徒の責任感を養うことに力を入れ、係りの仕事を中学生が主体的にできるようにしました。これにより「教員が指導し、児童生徒が学び、保護者が手伝う」という構図の基礎が出来上がったのではないかと思います。児童生徒、教員、保護者、おやじの会、皆の小さな力が結集して大運動会を成功させた事の素晴らしさを子供たちが学んでくれたものと思います。私は今年で派遣最終年ですので、これが最後の運動会となりましたが、とても良い思い出となりました。これからも「学び」としてのブリスベン補習校運動会がいつまでも続く事を願っております。

最後に来賓としてご臨席下さったブリスベン日本人クラブ会長、在ブリスベン日本国総領事館主席領事、ブリスベン日本商工会議所副会頭を始め、補習校の運動会を支え、育てて下さったJCBの全ての皆さまに熱く御礼申し上げます。

校長 丸山吉信

2015補習校運動会1

2015補習校運動会2

2015補習校運動会3